みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

月夜の故郷を散歩する。

今日は中秋の名月。仕事を終えて帰宅してから1時間ほど散歩しながら、くっきり明るい満月を眺めておりました。

 

しばらく歩いて昔通っていた小学校の通学路に出ました。通学路沿いの建物はそのままだったり建て変わっていたり、綺麗サッパリなくなっていたり。人生30年目に突入し、ほぼほぼこの町で過ごしてきたわけで、感じるのは町も自分も変わったり変わらなかったりしてるなぁ…なんてことでしょうか。

 

地元を離れようと思わず、そして幸運にも離れる必要なく過ごせてきた人間にとって、故郷はノスタルジーを感じさせるところではなくて、生々しくも人肌のような温かさをもった現実としてただただ存在している気がします。

 

そんなことを思いながら、マックスバリュで買った雪見だいふくを頬張りながら人気のない町を歩いておりました。昨日のアメトーークでやってた「つい食べちゃう芸人」を見たせいか、罪悪感のかけらもなく夜中にアイスを食べました。

 

ずいぶんと一人の過ごし方がこなれてきた、と我ながら思う反面。こういう夜に取り留めもない話をしたり、あるいはなんにもしゃべらず黙々と一緒に歩いてくれる人がいたらいいな、などとぼんやり思ってみたりしちゃったりなんかして。

 

故郷の道はどこに続くか、歩みを止めなければそのうち見えてくるのでしょう。今日のように明るい月の日には、根拠もなく明るい未来が待っているような気がします。そんなよい気持ちのまま、今日はこのへんでおやすみなさい。