みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

仕事で旅はできない。

研修旅行で博多に来ております。仕事終わりに新幹線に飛び乗り、金土日で二泊三日という工程です。…といっても研修のための施設見学は二日目の午前中だけで、実質的には慰安旅行という側面が強いものになっています。

 

宿は自分ではまず取れないようなかなりオシャンなホテルだし、食事も会社持ちでしかも文句のつけようがないほど美味いときている。部屋はセミダブルベッドでも圧迫感を感じないほどの広さ、かたわらに着替えや洗面用具を雑に散らかしていてもタブレットをどかっと置いて日記が書ける程度にはでかい机。もちろん一人部屋。

 

旅行好きの私にとって、身銭を切らずにいい宿・いい飯・いい温泉にありつけることほど幸せなことはない。…と出発したときには思っていたのですが、いざ博多に降り立ってみると信じられないほど気分がすぐれない。陰々滅々とした感情が泉のように湧き続け、肩がズシンと重くなる感じがつきまとっています。

 

率直に申し上げましょう。しんどい。早く家に帰りたい。ただただそう感じている次第でございます。

 

仕事で行く旅行というのはこれほど気が重いのか。上司のご機嫌を伺いながら、当たり障りのない話題を探し、常に消化不良感の残る場のコミュニケーションで神経がじわじわ削られていく。地獄すぎる。

 

贅沢だ、わがまま言うなと世間様から詰められようとも、今ここで心情を吐露せねばならぬと思い必死にキーボードを叩いております。このしんどさをごまかしたら絶対に精神がいかれるという確信がある。生きて故郷の土を踏もうぞ。では。