みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

「6人の村人!全員集合」の話。

定期的に見返したくなるテレビ番組があります。それがTBSで放送されたバラエティー番組「6人の村人!全員集合」です。

 

名前に「村」の入った6人の芸人さんが慰安旅行に出かけるという旅番組風の内容なのですが、その出演者というのがほんとに豪華。ロンブー田村淳、バナナマン日村、ナイナイ岡村、さまぁ~ず三村、ウンナン内村、そして志村けんという2014年放送当時で考えても超が何個つくかわからんレベルの人気芸人が揃っています。

 

そんな人気者たちが自分たちで車を運転して、田舎をぶらぶら散策して、遊んで風呂入って酒飲んで…。中年おじさんたちが大きなハプニングがあるわけでもなく、ただただ旅行するだけなのに、何回観ても笑顔になれる最高の番組でした。

 

挙げればキリがないですが、特に好きなシーンは「カヌーがリアルに座礁するコント」と「サライじゃねーか」、あと「日村さんの『俺ら東京さ行くだ』」元気がほしい時は日村さんのあの歌を聴きたくなります。笑

 

もう一度このメンバーが集まるところを見てみたかったですが、志村さんが鬼籍に入られてしまい、その願いは叶わぬものに。録画した番組を見返しながら、志村さんの笑顔を見てなんだか少ししんみりしてしまいました。

 

地上波で再放送しないかなぁ…。おじさんたちのあの無邪気な笑顔を、またお茶の間に届けてほしい。

番組の一ファンとしてはそう強く願っています。

 

6人の村人!全員集合 | TBSテレビ

どうなのさ!?な話。

どうやら弟の大学受験の結果が出たらしい。…が本人も母もどうだったかを私に教えてくれない。なぜだ…?

 

なんとなく、「こういうのは当人サイドからの報告を待つべきだ」と思った私は、こちらからは一切合否についてはたずねないようにしています。というか、自分から聞くのがなんか恐くて^^:

 

もし受かっていたならさすがになんか一賑わいあってもいいもんだと思うのですが、食卓の雰囲気からはそういうお祭り感は正直感じられない。ということは…?といった具合にこちらとしては結果をある程度察してはいるんですが…。

 

その一方で、うちの家系はみんな揃いも揃って根が暗いときている。意外と喜びを内に秘めているだけなのかもしれない、自分のいない間にひとしきり盛り上がり終わったのかもしれない、…と考え始めるともうなにがなんだかわからんことになっています。

 

自分の受験でもないのにこの緊張感。頼むからそろそろ結果を教えてほしい。そんな秋の日。

落語を観に行った話。

『赤穂寄席 小遊三・円楽二人会』を観に行ってきました。落語、あんまり聴いたことがなかったのですが、なんとなく興味を引かれてチケットを購入しました。笑点で活躍するお二人の公演なら落語の知識が乏しくても楽しめるかもしれない、というのが大きかったかもしれません。

 

途中休憩をはさんで2時間の公演は、文字通りあっという間の出来事でした。真打のお二人はもちろん、前座で出られた春風亭昇りんさんと三遊亭わん丈さんもとてもおもしろかった!

 

ありがたかったのはそれぞれの落語家さんが演じられたお噺が、落語に疎い私でも楽しめる内容だったこと。小遊三さんの『鮑のし』が自分には少し難しかったですが、それでも大筋の内容は理解できたし、それよりなにより小遊三さん演じる甚平の表情がおかしくておかしくて。笑 人はいいんだけどどうにもヌけてる甚平さんの演技を見て、ずっと笑いっぱなしでした。

 

一方の円楽さんは現代落語『行ったり来たり』。言葉遊びがたっぷりつまってリズムよく、しかし内容は現代を生きる人へのメッセージにあふれた、示唆に富んだお噺でした。ときには頭の体操をしながら、ときにはあぁなるほど・・・と感心させられながら。ご隠居というキャラクターを通じて、円楽さんの豊かな経験や豊富な知識が流れ込んでくるような、そんな語り口に終始酔いしれました。

 

20代の自分でも落語って十分楽しめるんだ!ということを肌で感じられる、そんな貴重な経験をさせてもらったように思います。またいろんな落語を聴いてみたいなぁ。素敵な時間を過ごさせていただいて感謝。

 

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いきものの小物の話。

LoFtをぶらぶらしていたところ、見切り品コーナーにおいてあった一際目を引くバケツ型の何かと目が合いました。手にとって確認したところ、その透明なバケツ型のケースのなかにびっしりとアヒルのオモチャが。バケツには「おふろアヒル」と印字されていました。

 

ヒルは縁日のスーパーボールすくい的なやつでよくみかけるような、手のひらにチョコンと乗るサイズ感で、大量のきいろアヒルとそれに混じって真っ黒のアヒルが2匹ほどいる様子。農家兼アイドルでお馴染みの某男性ジャニーズグループの番組でお見かけする「アヒル隊長」のような輪郭がはっきりした瞳ではなく、黒マジックでチョチョンとつけたようなやる気のない目をしていました。

 

値札シールには3,000いくらと書かれていましたが、そのすぐ横にあまりにも無慈悲な50%オフの赤字シール。このコーナーに鎮座していることから、ご多分に漏れずどうやら売れ残りのようです。

 

私はこういう見切り品コーナー置かれてしまったいきものの小物に大変弱いのです。このまま買い手がつかなければ処分されてしまうと思うと、なんだか不憫に感じてしまいます。

 

さすがに「彼らにも命がある!救わねば!!」と思うほど熱狂的なアニミズム信仰を持ち合わせているわけではありませんが、いきものの形をしているというだけでなんかちょっと心を揺さぶられてしま節はあるんですよねぇ。

 

この間もTSUTAYAの見切り品コーナーにあった「いぬ磁石」なる商品をつい買ってしまいました。私の大学のデスクには白と黒の犬っころが一匹ずつ気持ち良さそうに寝転んでおります。「50%オフの犬っころを2つ買ったら結局定価じゃねーか!」と後から気づくという。笑

 

今回のアヒルちゃんたちは後ろ髪を引かれつつも、結局買わずに店をあとにしました。心のなかのオカンが「そんなにようさんのアヒル、どうすんの!!」と5歳くらいに幼児退行した半べその私にまくし立てる幻覚が見えて、「そうか…さすがにウチでは飼えないか…」と泣く泣く諦めることに。この想像が浮かんだあたりで、自分はなんらかの心の闇を背負っていることを受け入れざるを得なくなってしまいました。

 

帰りの道中「姪っ子ちゃんの遊び道具に買ってってもよかったか…」と未練たらたらなことに気づき、さすがに苦笑しました。心のメディカルに詳しい方、この症例についてわかることがあればぜひご一報ください。ではでは。

ロングコートの話。

母からロングコートをもらいました。少し前に私が「あんまり着たことないけど薄手のロングコートが欲しい」とこぼしたのを覚えていてくれたらしく、「安くなってたから買ってきた」といわれました。やはり母は偉大。もう足を向けて寝られないと思いましたが、そもそも部屋の位置関係上どうあがいても足を向けられないので一安心。

 

さっそく羽織って大学に行ったのですが、着慣れない服の着慣れなさがすごい。今日はちょっと暖かかったこともあって、すれちがう学生さんが比較的軽装だったことで「あれ?俺ちょっと浮いてる?」的なマインドに。

 

薄手とはいうものの膝丈まである黒のコートは、歩くたびに裾がヒラヒラしてなんだか落ち着かない。さすがにボタンをしてしまうと暑い気がするし、さりとて前開けのままというのも不自然ではなかろうか。手はポケットに入れると収まりがいいんだけど、態度が悪い感じにならんだろうか…などと一日悶々としてしまいました。笑

 

おしゃれというのはやはり難しい。二十云年生きてきていまだかつて「ファッションがしっくりくる」という経験がありませんが、まぁそのうち慣れてくることでしょう。似合う似合わないではなく、慣れるか慣れないか。これこそがコーディネートの神髄。ピーコさんにはボロカスいわれると思いますが…というかここで挙げられる名前がピーコさんなところからもお察しいただきたい。

 

それではユニクロの創業祭に行ってきます。ジョガーパンツは神。では。

押し入れに住みたい話。

昔から押し入れに入るのが好きなこどもでした。暗いんだけど外からの光は入ってくる程度には明るくて、狭いんだけど体の向きを変えるには申し分ないくらいの閉所感。あと布団。自分にとってはとても落ち着く空間なのです。

 

高校生ぐらいまではちょくちょく潜り込んでいたような気がします。というか今でも時々潜り込みたくなることがありますが、現在の自分の部屋にはちょうどいいスペースの押し入れがないので、ここ数年はご無沙汰です。スペースさえあれば部屋で過ごすときの定位置になっていた可能性さえあります。

 

もし将来自分が家を建てるなら、書斎の代わりにおとな一人が寝返りをうてる程度の空間を作りたい。そこでぼけーっとしたい。本とか読みたい。汗だくになって出てきて「やっぱりあそこは暑いし息苦しい」ってなりたい。そういう妄言をたしなめてくれる嫁さんがほしい。あ、押し入れいらないから嫁さんほしい。ほしい。

 

お昼なのでごはん食べます。では。

通えば都な話。

先日、弟が大学入試を受けるということで、その付き添いをしてきました。少し田舎の方の国公立大学と大都市にある私立大学の2か所に行ってきましたが、まぁ~とにかくどちらの大学もデカいのなんの。自分が受験するわけでもないのに、なんだか圧倒されてしまいました。

 

こうなると考えてしまうのは自分の通う大学のこと。試しに敷地の中をぐるりと一周してきましたが、ものの10分ほどで周り終えてしまいました。しかも近隣に住む人から「あそこの大学は本当に学生がいるのか?」と疑いの言葉を投げかけれるほど静かな大学なのです。なんというか…大学もいろいろですなぁ。笑

 

そりゃあ学内にカフェがあったり、大きな学生生協が入っていたり、ジムやシャワールームも使えちゃうような、そんなおしゃれな大学に憧れはあります。あるいは学生御用達な飲食店に囲まれていたり、本屋さんや映画館なんかも何軒かあったりして、学生街みたいなとこの大学ってのも風情があっていいなぁと思います。

 

まぁでも、上に書いたような感じとは少々趣がちがうものの、自分の大学も案外いいもんだなぁ、と。そう…なんというか…まぁ~、ね。思ったり思わなかったり。笑

 

学内を散歩してても誰ともすれ違わなかったり、共同研究室もほぼ自分しかいない環境なのでラジオをつけっぱなしにできたり、お独り様には大変やさしいところなのは本当に助かってます。そういう意味じゃ大きい大学じゃなくて本当によかった。

 

どんな大学も長く通っているうちに愛着が湧くもんなのかもしれません。弟がどっちの大学に行くかはわかりませんが、きっと自分とは全く違う大学生活を送ることでしょう。そのうち弟に大学やその周辺を案内してもらって、うちの大学との違いに愕然となりたいと思います。

そのときまでに張り合うためのカードを集めておきたいですね。近くのうどん屋で一番うまいメニューがたまごかけご飯なこととか。