みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

落語を観に行った話。

『赤穂寄席 小遊三・円楽二人会』を観に行ってきました。落語、あんまり聴いたことがなかったのですが、なんとなく興味を引かれてチケットを購入しました。笑点で活躍するお二人の公演なら落語の知識が乏しくても楽しめるかもしれない、というのが大きかったかもしれません。

 

途中休憩をはさんで2時間の公演は、文字通りあっという間の出来事でした。真打のお二人はもちろん、前座で出られた春風亭昇りんさんと三遊亭わん丈さんもとてもおもしろかった!

 

ありがたかったのはそれぞれの落語家さんが演じられたお噺が、落語に疎い私でも楽しめる内容だったこと。小遊三さんの『鮑のし』が自分には少し難しかったですが、それでも大筋の内容は理解できたし、それよりなにより小遊三さん演じる甚平の表情がおかしくておかしくて。笑 人はいいんだけどどうにもヌけてる甚平さんの演技を見て、ずっと笑いっぱなしでした。

 

一方の円楽さんは現代落語『行ったり来たり』。言葉遊びがたっぷりつまってリズムよく、しかし内容は現代を生きる人へのメッセージにあふれた、示唆に富んだお噺でした。ときには頭の体操をしながら、ときにはあぁなるほど・・・と感心させられながら。ご隠居というキャラクターを通じて、円楽さんの豊かな経験や豊富な知識が流れ込んでくるような、そんな語り口に終始酔いしれました。

 

20代の自分でも落語って十分楽しめるんだ!ということを肌で感じられる、そんな貴重な経験をさせてもらったように思います。またいろんな落語を聴いてみたいなぁ。素敵な時間を過ごさせていただいて感謝。

 

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