みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

駄目なおじさんと呼ばれたい話。

いろいろ考えた結果、たどりついた答え。周りから「駄目なおじさん」と呼ばれる人になる。今年の抱負はこれでいこうと思います。

 

年末年始あたりで、学生時代の友人たちと話す機会がちょこちょこありました。この年齢にもなると仕事で実家を離れる人や家庭を持つ人なんかもいて、友人と会って話す機会というのも貴重になってきたように思います。それぞれのライフスタイルが確立していくなかで、関心事や悩みも多様なものになっていくようで、話す内容にも年々変化があってちょっとおもしろかったり。

 

同級生10名ほどが会した今年の話題で興味深かったのが、「30歳」や「若さ」みたいなキーワードがでてきたこと。体力が落ちたとか、肌のケアが…とか。そんななかで誰かが「甥っ子姪っ子に『おじさん』と呼ばせないようにしている」みたいなことを言ってました。それに周囲も同意する声が多かったのですが、私はそれを聞いて内心、「はぁ、そういうもんなんかぁ~」とポカンとしてました。

 

個人的にはすごくいい言葉だと思うんです、『おじさん』って。音の響きが柔らかいし、親しみもあるうし。実際私は姪っ子に『おっちゃん』って呼ばせてますし。かなり肯定的にこの言葉を捉えているのですが、同世代の多くの人はそうでもないらしいと分かり、ちょっとびっくりしました。

 

思えば自分は「若さ」みたいなものにあんまり魅力を感じたことがなかった、というのも要因として大きいかもしれません。青春時代と聞くと、若さに浮かれる華やかな時期というよりは、いつも何かに追われているような、そんな落ち着かない日々という印象が強いというか。実際楽しいこともたくさんあったけど、元に戻りたいとは一切思わなかったりで。

 

結局、いろいろあるけど28歳の今が一番楽しいとしみじみ思っています。そしてたぶん、今よりもこの先の未来のほうが自分らしいことがたくさんできたり、逆に自分らしくあるために何もしない選択ができると、なんとなく思うのです。そう思えるくらいには挫折を経験してきたし、自分の限界みたいなものが多少は理解できるようになったとも思いますし。

 

大きな夢とか理想みたいなものはないけど、毎日をそれなりに丁寧に、ほどよく雑に生きている自分の生き方がわりと気に入っています。だから周りにバカにされても、どうしようもないと思われても、いい加減に無理なく生きられたらそれでいいんじゃないかと。そういうおじさんに、私はなりたい。…といったところでしょうか。笑

 

最後にそんな自分の支えになっている曲を貼っておきます。この曲を聴くと、とにかく足元をしっかり確認して今を頑張ろうと思わせてくれます。『青春』みたいな熱く、瑞々しいものじゃないかもしれないですが、おじさんにだって素敵なことはけっこうあるんじゃなかろうかと。

 

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”追い越したければ遠慮なくどうぞ

そんなに急いで 目指すところなんて もう忘れたよ”