みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

ご祝儀袋の話。

ご祝儀袋を買いました。結婚した友人のお祝いで渡すためのものなのですが、毎度このご祝儀袋選びには手を焼かされます。

 

商品選びから名前入れまでやっていただける専門店で購入するので、基本的にややこしいことは全くありません。…なんですが、この手のお店で勧めてもらうご祝儀袋って、なんかやたら豪華なやつが多くないですか?キンキラキンでギンギラギンの全くさりげなくない感じの。紅白でいうところの小林幸子みたいな。あれがちょっと困るんです。

 

おめでたいことに使うわけだし、一般的には派手なくらいがちょうどいいというのは、理屈としてはよくわかります。しかし、私個人の感覚としてはちょっと肌に合わない。水引はビカビカじゃなくていいし、封筒自体もあんまり大きくなくていい。紅白でいえば森進一くらいでいいじゃないかと。森さんもすごいじゃないですか、ピカピカしてないだけで。

 

包みの装飾がいかに凝っていようと、大事なのは中身のほうであって、外見を主張させる意味があるのかと。こちとらそんなビカビカな生き方してきてないんやぞと。紅白でいうならば、デビューすらしてないのにtwitterで落選報告をするカスタネットおじさんみたいなものです。ここまでくると紅白でのたとえに無理が生じてくるが、そんなことは知ったことではない。

 

結局、はじめに店員さんが勧めてくれたものよりもちいさくて寒色系の大人しめのご祝儀袋を買いました。頭を悩ます必要のないところで無駄にエネルギーを使ってるなぁという自覚はあるのですが、そう思っちゃったもんは仕方ない。まぁそれだけ渡す相手のことや渡すシチュエーションを想像しながら選んだとも言えなくもないし、これはこれでよかったんじゃなかろうかと。

 

年を着実に重ねていくうちに、こういうイベントものの学びも増えてきました。まだまだわからんことばかりですが、風習に迎合したり、ささやかに反抗してみたりしながら、大人の階段を上っていこうと思います。それでは。