みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

アラサーおじさんが子どもについて思うこと。

先日、姪っ子が遊びに来ていたので、半日相手をすることになりました。年子の姉妹で上のお姉ちゃんは気づけばランドセルを背負うような年にさしかかっているようで。子どもの成長は早いなんていいますが、本当にその通りだと思います。

 

妹ちゃんを膝に乗せながら図書館で絵本の読み聞かせなんかを聞いていますと、自分にもこのくらいの子どもがいても何ら不思議ではないという事実をぼんやりと考えさせられました。独り身に慣れきってしまっていることもあってか、このちいさな生き物が近くにいる生活の想像できなさに、喜怒哀楽のどの部分の感情かわからない気持ちが膨らんでおります。

 

6時間ほど遊び相手をしたころには、精魂尽き果てたといった具合に自室に引き上げざるを得ませんでした。全力放電と高速充電を繰り返すあの生き物らとは、半日付き合うのが私には関の山。つくづく子どものいる生活と自分自身との間には、結婚相手がいないという事実以外の部分でも大きな隔たりがあるように思います。

 

基本的に子どもが嫌いなわけではないと思います。しかし、あまりにエネルギッシュでどこまでもマイペースなあの生き物に対する向き合い方が一向に掴めない。親になれば、毎日ふれあう関係になれば、そうした考えも変わるのかもしれません。でもそれではいささか無責任な気もするのです。「案ずるより産むがやすし」という言葉を鵜吞みにするには、到底看過できない「現実」が世の中にはいくらでもあるでしょう。

 

…なんだかんだ書きましたが、結局のところ自分自身がいまだに子どもなのだと思います。社会的な動物として獲得しなければならない何かを、自分は気づけないままいい年になってしまったんじゃないかと。

 

そんなことを思いながら、しかし今日も一日が終わります。一ついえるのは、これは安易に答えを出すような問題ではないということ。生きていれば、考え続ければ、よりベターなところにいきつくでしょう。そんなわけで今日は寝ます。では。