みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

小心者とメルカリの話。

昨晩、コロナワクチンの二回目の接種をしてきました。大事を取って今日はバイトのシフトを変えてもらい一日休みとなりました。…で、副反応はというと、ありがたいことにあんまりたいしたことはなく。腰や股関節の強ばりはあるものの、体温は平熱で食欲も問題なしで無事に終わりそうな感じです。

 

そんなわけで元気なのに布団で転がってるのもなぁ…ということで、朝から不用品をメルカリに出品する作業をしていました。最近はメルカリをもっぱら購入専門で使っていたので、久しぶりの出品でちょっと緊張。商品紹介文とかどうやって書いてたっけ…とか思いながらやってました。

 

出品したのはゲームソフト2本とスイッチのハードケースの計3点。直近の取引相場を見比べて、ほぼ最安値で出品したこともあって、午前に登録して正午には3点とも無事買い手がつきました。ゲーム関係は需要が常に一定数存在するし、梱包がかさばらないので発送費用が抑えられるのがいいですねぇ~。

 

そんなわけで発送手続きを行うためコンビニへ。ただここで1つ問題が生じてしまうのです。

コンビニでの発送手続き(今回はセブンイレブンさん)は、以下のような流れで進みます。順を追って説明しますと…

 

①メルカリアプリ上で発送方法等を選択し、バーコードを表示させる

②レジで店員さんにバーコードを読み込んでもらい、送付状を発行してもらう

③送付状を商品に貼り付けたら店員さんに預けて終わり

 

という感じ。書いてみると意外とシンプルで、これのどこに問題が…?と思われるやもしれませんが、商品を複数点同時に送りたい場合、ちょっとややこしくなるんです。すなわち、上記の作業を3回それぞれ行わないといけない。これはちょっとめんどくさい。というか、自分以上に店員さんがめんどくさいはずで^^;

 

誰が呼んだか、Natural-born Chicken Heartとは私、もんじゃのこと。もう家を出るタイミングで「セブンを3店舗回って商品を発送する」というイメージトレーニングをしている始末。

 

みなさんは言えますかね?呪詛めいた合言葉「メルカリ3つ、お願いします」。じゃあ1回声を揃えて言ってみましょうね。せーの!

「私は無理です。」

だって店員さんから面倒くさいオーラ出されたら心が死ぬもの。人生いろいろ思うところはあるけども、メルカリの発送手続きで捨てられるほど安い命でもないのだ。ゲームは売れても、魂を譲るわけにはいかんのです。

 

そんなわけでまずは家から一番近いセブンで1つ目の発送。対応してくれたお姉さんはなにやら電子パネルを操作しながら、私の発送手続きを見守っておられました。完全に片手間仕事。心なしか冷ややかに感じる視線。こうなるともう「あ、あと2つ送りたいんですけど…」は言えません。無理。もうノドにすら上がってこない、言葉が。

 

しかし案ずることなかれ。すでにイメージトレーニングが完成している状態の私は、そんなこと屁でもありません。「はなから1店舗で片が付くなんざ、思っとらんわバカチンが!」ともはや誰に向けての強がりかもわからない想いを胸に、いざ2件目。

 

次のセブンに入ると、なんと客は私1人。「これはもしや…いけるのか?」と高鳴る胸の鼓動を周囲に気取られぬよう、スピーディーにスマホを操作。レジのお姉さんに「すいません、メルカリを…」と声をかけたところ、「はい!ではバーコードをお願いしますね!」と明朗な反応が。通算2つ目の商品の手続きをする私を、にこにこ笑顔で待ってくれているではありませんか。危うく惚れかけた

 

そんな女神の対応に、内なる自分__いやそれをより正確に表現しようとするならば、人のあたたかさを忘れた悲しき怪物とでも言うべき存在__彼が私に囁くのです。「この人になら、もう1つお願いしても快く引き受けてくれるはずだ」と。ああGoddess、我を救いたもう。

 

…的な心の葛藤があったりしつつも、「…もう1つ、お願いできますか?」という一世一代のプロポーズを女神は慈しみを湛えたご尊顔で「大丈夫ですよ~」と受け入れてくださいました。

 

 ああ女神様。

 私はあなたが望むなら、この身を灼熱の炎にだって捧げましょう。

 あなたのやさしさが、一匹の獣を一人の人間に変えてくれたのだから。

 

帰りにローソンでミルクコーヒーを買って帰った。おいしかった。