みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

平成の価値観に縛り付けられる男、スパ〇ダーマッ!

プリティーが過ぎる。

 

セリアにて販売中の「ミニチュアクッション」なるものの存在をTwitterで知りまして。こいつをひっかけフィギュアの台座にすると非常に収まりがよいということを聞き、部屋の奥に封印していたナリタタイシンを引っ張りだしてきた次第でございます。

 

自分はわりと収集癖が強いタイプで、推しキャラのグッズで良さそうなものはけっこう買い集めていたりします。ただその一方で集めたグッズを飾る習慣は全くといっていいほどありません。飾らない理由はいろいろあるのですが、端的にいえば恥じらいを捨てられずにいるのです。平成の時代に捨て置かれた概念、「隠れオタク」の生き残りとでもいいましょうか。

 

コンテンツがわき散らかす令和の世において、他人の趣味にとやかくいうことほど不毛でナンセンスなことはないでしょう。あくまで各々の領分のなかで楽しむ分には、アニメもドラマも車もサーフィンも野球もクリケットも、それを好きであることを否定される道理はないわけで。そう考えれば別に部屋にキャラクターグッズの一つや二つあったってたいした問題ではないのです。

 

それでも自室を趣味のもので飾れないのは、自分が平成を生き抜いてきた人間で、そしていまだ”あの時代の”サブカルチャーへの世間の風当たりの強さを忘れられない亡霊だからなのかもしれません。どーまんせーまんは『推しの子』ではなく『レッツゴー陰陽師』の文化だろう、そんな呪いで現世に留まり続ける悪霊だ。頼むから成仏してクレメンス。

 

そんな私ですが、地元の百均でフィギュア用の小物を普通に買えるあたり、もうだいぶ令和流に染まれているような気がします。なによりタイシンがかわいいのは自明の理、火を見るよりも明らか。このタイシン像に手を合わせれば悪霊退散待ったなし。

 

タイシンかわいい、ヤッター!

キモオタという言葉は背負うべき十字架ではなく、称賛されるべき誉れと心得よ。それでは。