みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

見上げれば秋、の話。

所用のため姫路へ。人混みゆえ、しっかりコロナ対策。買いたかったものをササッと揃えて、早々に駅前から人が比較的少ないお城方面の公園へ移動。途中に買った最近お気に入りの「綾鷹ほうじ茶ラテ」を取り出して、ベンチで少し休憩をとることにしました。

 

しばらくはぼんやりとしていたのですが、おそらく七五三の撮影と思われる一団がやってきて、その場は一気に賑やかな感じに。ふとあたりを見回すと、他にも似たような人たちがパシャパシャやられておりました。なんだかおっさん一人がぽつんと座っているのが場違いな感じがしてしまいその場を離れることにしました。

 

まぁ公園だし、自由に使っていい場所なんだけど…。こういうときに周りを気にせずベンチに座り続けられないところが、もんじゃの胆のちいささなんですよね。笑

 

で、場所を市立美術館の中庭に変更。ここでも何組かのカメラ女子の方々が撮影に勤しんでおられましたが、ありがたいことにベンチ周りが空いている。しかも日が差している好立地なベンチで、ふぅやれやれと腰を下ろしたのでした。

 

しかしまぁ、無暗に周囲を見回したりした日には「なに見てんだコノヤロー!」と望遠でフルボッコにされかねません。このくそ寒いなか生足を出せる女子なら、それぐらいの熱量をお持ちになられていても不思議ではないのです。カメラ女子は、強い。

 

そんなわけで肩をすぼめてスマホとにらめっこ。手持ち無沙汰ゆえ、ブログを更新する。つまり今。ほんとなにしてんだか。笑

 

そんな折、ふと肩周りの筋肉をほぐそうと真上を見上げたときの景色がこれです。

 

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ベンチのわきに力強く立つ一本の大木、そこから伸びる枝々の隙間から見える空。これはなかなか風情があるじゃないか、と記念に一枚収めてみたのでした。

 

人目に怯えてちいさくなったオッサンが、ちいさい秋を見つけるという、まぁそういう感じで。そういう生き方で出会える秋もあるという学びですね。笑

 

そろそろ日も落ちかけて身体も冷えてきたので、自転車をこいで帰ろうと思います。気づけば周りはカメラ女子たちから、スーツとウエディングドレスの撮影会に変わっていました。秋の空の下はいろいろな人生に立ち会えますねぇ…。いやはや、秋風が染みる染みる^^: