みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

皇帝を喰らう話。

大学時代の友人とごはん。緊急事態もひとまず明けたことだし、久しぶりに外で食おうということになり焼肉屋へ。店は友人のチョイスで姫路にある「徳侍郎」さん。普段選ぶお店と比べるとちょいと高級な感じのとこでした。

 

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お肉ももちろんおいしかったですが、一番ド肝を抜かれたのがコイツ。全長30cm級、その名も皇帝エビ!頭を外してお腹をぱっくりひらいた状態でやってきましたが、まぁ~肉厚でたまらんお姿にテンションぶちあがりでございます。

 

さすがに庶民の我々、見た目に違わぬお値段設定の皇帝殿下をひとり一尾ずつというわけにはいかず…。一尾をハサミで4分割しまして、それぞれ一口ずついただくことにしました。はてさてお味の方はいかがなものか。

 

そりゃあうまいに決まっとる…。歯ごたえ抜群なうえ、味もしっかり詰まってて…。こんなエビ食ったことない、自分の中のエビの概念が壊れちゃう…。貴殿は本当にエビなのか…?

 

お店をあとしてから友人の車でコンビニへ行ったのですが、車を降りた瞬間に自分たちがエビの香りをまとっていることに気づいて笑っちゃいました。焼肉屋帰りで服からエビのにおいがするという事実をもって、殿下の風味が並のエビではないことの証明といえるのではないでしょうか。皇帝、おそるべし。

 

うまい飯を気心知れたおっさんで囲む。こういうのがいかに大切か、コロナ騒ぎがあって本当に再認識させられます。まだまだ大手を振って…というわけにはいきませんが、タイミングを見計らいつつこういう機会を増やしていきたいもんです。

 

…いかん、思い出したらお腹が空いてきた。そろそろ寝ます。では。

引っ越しのお手伝いの話。

春から弟が一人暮らしを始めることになり、その準備のため下宿先に同行。都会で運転をしたのはずいぶん久しぶりで、インター出入り口のややこしさや駐車場のコンパクトさに四苦八苦してきました。笑 突然出現する一方通行、運転免許持ってれば一瞬で判断できるとかマ?

 

道中に宝塚北サービスエリアに立ち寄ったのですが、あそこのトイレってもうホテルのそれで何回行ってもビビり散らかします。小便器一つ一つに手洗いがついてるシステムに感心。あと大きめの洗面台にシャワーヘッドがついてるスペースがあって感激。顔や頭が洗えるスペースって、地味ながらあると大変ありがたいですよね。大学とかにもあったらいいのになぁ…。

 

あとこのサービスエリアで売ってるカレーパンがすごくおいしかったです。家族でシェアしながら数種類のカレーパンをつまみましたが、特に牛すじの入ったやつが個人的にはすごく好き。パン生地がやわらかいんだけどモチモチ感もある不思議な食感で、あんまり他では食べたことのない感じでした。値段はちょっとお高め(1個200円ちょっとした気がします)でしたが、それに見合う味を堪能することができると思います。また行きたい。

 

www.takarazukakita-sa.jp

 

そいでもって弟のアパートですが、大学生の一人暮らし感のあるいいお部屋でした。6畳間のフローリングは張り替えたてで綺麗な反面、取り付けてあるエアコンは何十年ものだろう…みたいな骨董品級のやつがついていたり。キッチンの棚の下からなぜか風が吹き込んできたりと、いわく築30年頑張ってきました感のあるお部屋。そのわりにネット回線も敷かれていて使い放題だったりで、ちょっと不思議なバランス感があっておもしろい。

 

駅やスーパー、なによりこれから通う学校からも近い立地で、学生の一人暮らしには全く困らないのが素晴らしい。部屋の掃除や家具の運び込みをしながら、この部屋での自由な独り暮らしを想像し、ちょっと羨ましくもなりました。学生の一人暮らし、それは最後のエデン。甘美な響きですが、これには家事その他もろもろのメンドクサさが一切加味されてない虚構であり、そこを考慮すると結局「実家マジ感謝。」という結論にいたるわけで。日々是マジ感謝。

 

そういう日々の生活の苦しみを背負うことなく、兄である私はこの弟の部屋を観光の拠点として使う気マンマンなわけです。ロクでもない兄貴でスマン。とりあえず弟には近くの安くてうまい飲食店と銭湯を把握すべしというミッションを出しました。どうしようもない兄貴でスマン。ヒマなとき観るのに重宝するオススメのアマプラアニメを教えるから、こんな兄貴を許してほしい。

 

春は旅立ちの季節。巣立ってゆく者、帰ってくる者、あんまり変化のない者…。まぁそれぞれにいろいろあったりなかったりすると思いますが、個々いい感じにやっていきたいものですね。私はそうですね…まずはウマ娘プリティダービーで泣いて、メン・イン・ブラック2で気持ちを整えようかと思います。とりあえずそういう春にします。それでは。

花筒を置いた話。

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友人の結婚式のお祝い返しでカタログギフトをもらったので、花をいけるための花筒を注文しました。なんでも静岡の伝統工芸品で、職人が一つ一つ手作りした竹細工なんだそう。ごちゃごちゃした私のデスクに置いてもなんとなく様になってしまうあたり、おそらくこれはよいものなのでしょう。

 

カタログギフトをもらうと普段自分では絶対買わない、合ってもなくても困らないようなものを頼みがち。食べ物や消耗品みたいな「消えもの」はなんとなく味気ない気がしてつい候補から外してしまうのですが、いざものが届くと「やっぱり肉かプリンにしとけばよかったかなぁ…」と後ろ髪を引かれてしまうところまでがワンセット。カタログギフトは難しい。

 

花を飾ったところで生活は良くも悪くもなりません。ただ、ふとしたときに花に目がいったり、水を換えたり、落ちた花を処分したりする時間は意外に悪くありません。「しないといけないこと」でも「なんとなくやめられないでいること」でもなく、「べつにやらなくていいんだけど、でもあえてやってること」みたいな距離感が心地よいのかもしれません。

 

そういうものに最近の自分は心動かされがちのようです。便利じゃなし、楽しませてくれるわけでもなし、ましてや金を生むわけでもなし。そういうの、ちょっと大事にしたいと思ったり。「そういうの」というのが果たしてどういうものなのか、自分自身もいまいち掴みきれてなくてなかなかうまく表現できないのですが、とにかく「そういうの」の存在に気づいて大事にしてやると、人生が楽しくなるような気がします。

 

なんだかよくわからんくなってきたのでそろそろ寝ます。おやすみなさい。

ウマ娘にまんまとハマった話。

眠れない夜になにかないかと思い、どうやら巷でホットらしいアプリゲーム『ウマ娘プリティーダービー』を始めました。メインとサポートという2種類のカードを使った育成システム、育てたキャラクターは他のプレイヤーと対戦可能などの点から、以前ドはまりした某アイドルゲームのシステムに近いのかなぁ…と思い安易に手を出しました。

 

まさか日をまたぐ前に始めて、夜通し画面にかぶりつくことになろうとは…。私の競馬に関する知識は昔テレビで流れてたやたらカッコいいJRAのCMと、北海道で一度だけ観たばんえい競馬、あとマキバオーの歌くらいしかありませんでしたが、そんな門外漢でも全く問題なくのめりこんでしまった。それが逆に恐ろしい…。

 

「とりあえずガチャで出たssrのキャラで育成始めるか~」ぐらいのテンションで始めたにもかかわらず、育成が終わるころには「タイキシャトル…ようやった…ようやったよぉ( ;∀;)」と、気づけばくっそ手に汗握ってレースを見守るおじさんと化していました。

 

育成においてはキャラごとに異なる特性に合わせた細かいプレイングが求められる一方で、レース自体はプレイヤーが一切タッチできない(=観戦するしかない)状況におかれるというのが大変おもしろいです。このレースは余裕…と信じて送り出したら、スタート出遅れるわ、馬群から抜け出せなくなるわのてんやわんやで、そうかと思えば8番人気とかいわれながら涼しい顔で1位取ってきたり…。見守るしかないというのはとにかく心臓に悪い。笑

 

ゲームなのに多くの時間をプレイせず観戦にまわる、という感覚が自分にはとても新鮮だったこともあり、しっかりハートを掴まれてしまいました。あとなにより出てくるウマ娘がかわいいので(最重要事項)。しばらくはGⅠで勝つことを考えながら生活を送ることになりそうな予感。

 

次こそは鼻差で敗れたサイレンススズカを打ち破って、マイルチャンピオンシップタイキシャトルで取りたいと思います。そういうわけで、そろそろ寝ます。

病院行くから8時には起きるのだ、もんじゃ。寝過ごしてはならんぞ(自己暗示)

そばを食べに出石へ行く話。

高校時代の同級生から「そば食べに行かへん?」と誘われて豊岡市出石町へ。友人の運転で行き先も全部おまかせだったので、ものすごく気楽な旅行でした。感謝。


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お店は友人イチオシの「左京」さん。一口ずつお皿に乗って出てくるのが出石そばの特徴で、このお店では一人前5皿から注文できました。常に茹でたてのおいしい状態で食べられるので、気づけばどんどん空になった皿がつまれていく…。笑


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メニューは飲み物と追加の薬味以外はそばのみというシンプルイズベストなスタイル。そばを注文するだけで↑の薬味がばっちりついてきます(写真は2人前)。特に濃ゆい玉子とそばの組み合わせは最高の一言。


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なによりもお店こだわりの麺は歯ごたえがよく、香りも抜群。普段食べてるそばとは全くちがう、最高のおそばでございました。…そして気づけば20皿。笑 20皿以上食べると↑の「皿そば之証」がもらえて、5枚集めると一年間お店でそばがタダで食べられるそうです。すごい。

 

寿司や焼肉もまだまだおいしいお年頃ですが、そばの喉ごしや香りに少しずつ心惹かれるようにもなってきました。そばを食べに行く旅、なんだか優雅でとてもよかったです。また行きたい。

 

(追記)
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豊岡はミニストップ多くて羨ましい…。道中ミルクソフト食べてこれまた幸せ。うちの地元にも一軒くらいできんかねぇ~ 笑