みちばた日誌

いまをぼちぼち生きる。

ポンコツな日の話。

年に数回、自分でも呆れるほどのポンコツかます日があるのですが、今日がまさにそんな日でございました。脳からの指令が身体に届く前に動いてしまい、ことごとく裏目に出る感じ。どんな具合かといいますと…

 

まず昼ごはんを食べようと思って、なぜか歯を磨き始める。シャコシャコしながら「…これじゃないなぁ」と。しばらくスースーするので、食事は時間を置いてから食べることにしました。

 

次いで病院。受付で保険証がないことに気づく。診察券は持ってるのに、なぜか保険証だけを自宅の机の上に置いてきてしまいました。出かける前、特に理由もなく保険証を取り出して、ケースに戻し忘れるという。

 

薬局に行き忘れる。銀行でお金を下ろそうとして時計を見ると15時を回っている。図書館に返却する本が一冊足りない。なんやかんやで昼食を取り忘れていることに気づく…とまぁ散々な一日でした。笑

 

こういう日は何か取り返しのつかないことをやったしまうかもしれない、と予定を一旦全部忘れて帰宅することにしました。下手したら事故るかもしれんな…とちょっと本気で思うくらい、自分でもわかるくらいダメダメでした。

 

夜になって気分転換に泳ぎに行こうと車のキーを回したところで、財布と運転免許、挙げ句の果てにはプールの会員証を忘れていることに気づき、今日はもう絶対外へ出ちゃいけないと悟って自宅へ戻りました。

 

はぁ~~~~~……。

風呂入って寝よう。

ご祝儀袋の話。

ご祝儀袋を買いました。結婚した友人のお祝いで渡すためのものなのですが、毎度このご祝儀袋選びには手を焼かされます。

 

商品選びから名前入れまでやっていただける専門店で購入するので、基本的にややこしいことは全くありません。…なんですが、この手のお店で勧めてもらうご祝儀袋って、なんかやたら豪華なやつが多くないですか?キンキラキンでギンギラギンの全くさりげなくない感じの。紅白でいうところの小林幸子みたいな。あれがちょっと困るんです。

 

おめでたいことに使うわけだし、一般的には派手なくらいがちょうどいいというのは、理屈としてはよくわかります。しかし、私個人の感覚としてはちょっと肌に合わない。水引はビカビカじゃなくていいし、封筒自体もあんまり大きくなくていい。紅白でいえば森進一くらいでいいじゃないかと。森さんもすごいじゃないですか、ピカピカしてないだけで。

 

包みの装飾がいかに凝っていようと、大事なのは中身のほうであって、外見を主張させる意味があるのかと。こちとらそんなビカビカな生き方してきてないんやぞと。紅白でいうならば、デビューすらしてないのにtwitterで落選報告をするカスタネットおじさんみたいなものです。ここまでくると紅白でのたとえに無理が生じてくるが、そんなことは知ったことではない。

 

結局、はじめに店員さんが勧めてくれたものよりもちいさくて寒色系の大人しめのご祝儀袋を買いました。頭を悩ます必要のないところで無駄にエネルギーを使ってるなぁという自覚はあるのですが、そう思っちゃったもんは仕方ない。まぁそれだけ渡す相手のことや渡すシチュエーションを想像しながら選んだとも言えなくもないし、これはこれでよかったんじゃなかろうかと。

 

年を着実に重ねていくうちに、こういうイベントものの学びも増えてきました。まだまだわからんことばかりですが、風習に迎合したり、ささやかに反抗してみたりしながら、大人の階段を上っていこうと思います。それでは。

プシュッとグイっとやる話。

最近、夜寝る前にグイっとやるのが習慣になっています。ブログ書いてたり、調べものしてたりで、PCの前に座って作業をしていることが多いのですが、口さみしくて気づいたらついプシュッとやっちゃうんですよね…。

 

よく飲むのはレモンのやつ。刺激的なのどごしと、レモンの香りがほんのり鼻に抜けていく感じがたまりません。よく近所で安売りしているので、ついつい買い置きしてしまって。勢いで2本、3本あけてしまうこともしばしば。トイレも近くなるし、さすがに体にもよくないかもしれません。

 

実は昼間でもプシュッとやっちゃうことが増えてきました。周りに人がいるとちょっと気兼ねしてしまいますが、今の生活スタイルだとあんまりそれを気にする必要もなくて…。研究室の自分のデスクの中にも常備しちゃってます。笑

 

挙句の果てには運転中にも…爽快感があって気付けにもなるしいいかなと。これはさすがに気にする人もいるかもしれません。まぁでも、普段人を乗せて運転することもないし、見られなければ誰に咎められることもなし。そんな感じになってしまっています。

 

このままではいずれ中毒症状が出るやもしれん…もしかしたら既にその兆候が出はじめているのかも…?でもおいしいし、気分もハイになるし、別にいいよね…?

 

そんなわけで、画面の前の皆様も一緒にグイっとやりましょう。一日の疲れを吹き飛ばす、刺激MAX魅惑の強炭酸。ぜひご賞味あれ。

 

www.amazon.co.jp

商品紹介 | サントリー天然水

Amazonの購入履歴を見返す話。

前回の記事で今年のマンガについて書きまして、せっかくだから今年自分が買ったものについても振り返ってみようと思い、Amazonの購入履歴を確認してみました。2020年でソートをかけたところ、商品の購入回数170回の表示にまずびっくり。「そんなになにを買ったよ?」と思いながら、ページをスクロールしていきますと…。

 

よくよく確認してみますと、購入履歴の大多数を占めていたのがkindleの書籍であることがわかりました。7月にKindle Paperwhiteを購入したこともあり、それまでと比べて電子書籍で本を買うことが爆発的に増えました。kindle本は期間限定でポイント還元のサービスをしていることもちょくちょくあるので、一冊一冊の単価は非常に安いことも多く、お得にいろいろな作品を楽しめていると思います。Kindle Paperwhiteは今年の買い物の中でもかなり革命的というか、自分の生活を豊かにしてくれた商品でした。

 

地味なところではありますが、買ってよかった感の強い商品として挙げられるのは『SOLIMO シェービングジェル』でしょうか。私はヒゲを剃るときはカミソリ派なのですが、これまでは洗顔フォームで顔を洗うついでに剃っていました。それでよくカミソリ負けして肌を痛めていたのですが、ブラックフライデーの安売りでこのジェルを見かけて購入し使ってみたところ、まぁこれがびっくりのなんの!スムーズに剃れるし、カミソリ負けもしないし、剃り終わった後もべたつかないしでいいことづくめでした。

 

健康関連でいうと『オムロン カラダスキャン』もいい買い物でした。体脂肪まで測れる体重計が欲しかったので購入したのですが、そのほかにも基礎代謝量、内臓脂肪レベル、体年齢などなど、一乗りでさまざまなデータを教えてくれます。そしてなにより、かかとからつま先まで体重計に収まるサイズなのが大変ありがたい。以前使っていたものはやや小型で、つま先がはみ出てしまっていたので…。使いやすく、多機能にもかかわらず、セール中とはいえ2,000円ほどで買えてしまったのは本当に驚きました。体組成計って一昔前はもっと高かったような…?

 

ちょっと変わりどころの買い物でいうと『フットグルーマーグラン』もよかったです。いわゆる足裏ブラシなのですが、泡立ちがよく、ブラシの硬さもちょうどいい。身体を洗いながら、同時に足をブラシの上で前後させる感じで使っていて、数日で足裏やかかとがつるつるになりました。元々は末端冷え性改善のために購入したのですが、思わぬ効果にちょっとにんまり。本丸である冷え性のほうも今年はまだ困っていないので、一応効果はあるのかなぁとは思っています。でもまぁ今年は暖冬でまだまだ全然暖かいので、1月2月どうなるかで効果を確かめたいと思います。単純にマッサージとして気持ちいいので、それだけでも十分ではあるんですけどね。笑

 

こうやって文字に起こしてみると、なかなかの買い物上手じゃないかとつい思ってしまいそうになりますが、よかった買い物の裏には買ったはいいがまだ開封すらしていない空気清浄機とか、酒の勢いに任せて買ってそのままタンスで眠っているオタマトーンとか、発注数を間違えてパーツが余っている家具固定用のつっぱり棒などなど、やっちゃった買い物コレクションがあるわけで…。こうした尊い失敗をしっかり胸に刻み、来年もAmazonにはお世話になろうと思います。

 

しかしまぁ~きっと懲りもせず、これからも買って後悔するものがバンバン出てくることでしょう。でもきっと、買い物ってそういうもの。Worst BuyがあればこそのBest Buy、そんなかんじで開き直っていくしかないということで。

サンタさんへのお願いは保険料と住民税の免除希望、もんじゃがお送りしました。

2020年の私のマンガの話。

twitterをぼんやり見ておりましたら、こちらのサイトの画像が流れてまいりました。

alu.jp

 

漫画タイトルを5つ挙げて、ニックネームを入力するだけで「私の2020年マンガBEST5」の画像を生成してくれます。登録などの手間もなくとても気軽に遊べました。せっかくなのでこちらの画像をお借りしつつ、2020年私がハマった漫画のことを語りたいと思います。ネタバレなどには気をつけて書いているつもりですが、一応閲覧注意ということでお願いします。

 

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◆SHY(シャイ) / 実樹ぶきみ(少年チャンピオン・コミックス)

 恥ずかしがり屋な女の子、紅葉山テルが人々を助けるヒーロー「シャイ」として成長していく物語。あたたかみのあるキャラデザに惹かれて読み始めたのですが、困難や不条理にまっすぐぶつかっていく主人公の姿に完全に心を掴まれてしまいました。こぶしとこぶしのぶつかりあいというよりは、相手と言葉をしっかり交わして心を通わせようとしているところを丁寧に描いているところがヒーローものとしてはなんだか新鮮で、読むたびにやさしい気持ちになれる作品です。変な話ですが、この作品が打ち切られずに週刊少年チャンピオンで連載されていることに、私はとても救われています。『SHY』で揺さぶられるものは、当たり前すぎて普段意識しないけど、でも人間にとって本当に大切なものだと思うので…。

 

◆ぱらのま / kashmir(楽園コミックス)

 思い立ったら一人旅。その日の気分で電車に乗って、見知らぬ街を歩いてみたり、駅弁を買ったり、温泉に浸かったり…。『ぱらのま』はちょっとぬけてるお姉さんの視点で展開していく旅マンガです。お姉さんのフィルターを通した世界は、ある時は俗っぽく、またある時は浮世離れしていて、その心象が旅の風景に不思議な臨場感を与えてくれます。読んでいると、最低限の荷物だけ持ってどこかに出かけたくなる。そんな魔力を持った作品です。

 

◆ヨコハマ買い出し紀行 / 芦奈野ひとし(アフタヌーンコミックス)

 未来の日本のお話。水位の上昇で少しずつ荒廃していく世界のなかで、アルファさんの営む喫茶店は今日も静かにオープンしている――。少しずつ終末に向かう世界の中で、人々の生活は穏やかに続いていく。アンドロイドのアルファさんを通して、平凡な日々の流れを、でも確実に進んでいく時間を感じることができます。登場する個性豊かな人々が生み出すやさしい雰囲気が、この作品に限ってはなぜか読者の胸を締め付けるものに思えるのはなぜだろう。最近の作品ではありませんが、この作品以上に「あぁ、読み終えたくないな…」と思った作品は他にないかもしれません。本当に不思議な作品です。

 

◆BEASTERS / 板垣巴留(少年チャンピオン・コミックス)

 肉食動物と草食動物が共生する社会のなかで、禁忌とされる食殺事件。とある高校でその事件が起きたことから雄のハイイロオオカミ・レゴシの人生は大きく変化していく。肉食・草食間の恋愛や、種族間にある拭いきれない恐怖心、差別や偏見などなど、非常に複雑なテーマを扱っている作品ですが、丁寧な心理描写のおかげでストーリーの中にすーっと入っていくことができます。動物たちの豪快なバトルシーンの迫力もすさまじく、一巻一巻手に汗握りながら読んでいます。本編ももちろん好きなのですが、個人的には短編集『BEAST COMPLEX』に収められている『カンガルーとクロヒョウ』がとても印象的でした。セリフ回しのハードボイルド感といい、ラストの余韻といい…。ほんと好き。

 

◆雑な生活 / 中憲人(ビームコミックス)

 『生活が雑な女子と生活が雑でない女子の春夏秋冬をゆる~く描いた日常生活漫画』(コミックス帯より抜粋)。この作品をこの説明以上に的確に表現できる自信がなかったため、そのまま引用させていただきました。笑 自分の家でカギをなくす話、処理しきれな大袋のミックスナッツの話みたいな、あるあると思いながらもつい頬が緩むショートストーリーが詰まった一冊です。私のお気に入りは食卓に花を飾る話。生活が雑な女子の雑なんだけど妙に律儀なところが垣間見えるのがなんか好きで、それに影響されて私も部屋に花を飾るようになりました。巻末の書き下ろしで二人のそれぞれの胸の内が語られるシーンがあるのですが、これが本当にステキで。どちらの生き方が優れているとか、そういうことではなく、いろんな生き方・考え方の人間がいるから、なんか世の中はうまく回ってるんじゃなかろうかと。そんな風に私は受け取りました。たぶん死ぬまで手元に置いておくんじゃないかと思った一冊です。

 

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そんなわけで私が2020年に出会ってよかった5作品でした。今年はkindleを購入したこともあり、マンガを読む機会もかなり増えました。ここに挙げた以外にももちろんおもしろい作品はたくさんありましたが、特に自分に影響を与えてくれた5作品ということにさせてください。

 

またマンガというと、私がもっとも愛している作品『パンプキン・シザーズ』の長期休載に入って久しいです。作者の岩永先生には体調を大事にしていただき、いつか連載を再開してくださればいいなぁ…と。気長にお待ちしております。

 

最後に、今年を振り返る意味でも、画面の前のあなたもBEST5を決めてみてはいかがでしょうか?意外と自分の好きな作品の傾向とかが見えたりして楽しいですよ!

それでは。

鬱の波がやってきた話。

ここ数か月鳴りを潜めていた鬱の波が久々にやってまいりました。だいぶ慣れたつもりでしたが、やはりこの状態になるとどうにもならんもんで…。とにかくなにするにしてもやる気は落ちるし、外に出るのが怖くなるし、食欲は落ちるしで本当にロクなことがない。いやはや参ります。

 

こうなるとしばらくは何しても効果がないので、とにかく服薬と規則的な食事を胃に流し込むことで乗り切るしかありません。無理して体を動かしたり研究に手をつけたすると、大体症状を悪化させることになるので、「生きること」以外の何もしないようにします。

 

ベッドで起きてんだか寝てんだかわからない、そんな感じで一日が過ぎ去るのをじっと待つ。その間も何かやれそうなことはないか、といろいろ頭の中で考えてみるのですが、「どれだけスイッチをいじっても一向に明かりの灯らない電球」のようなイメージがぼんやり浮かぶだけ。そうするとだんだん疲れてきて、「あぁ明日目が覚めた時、心臓が止まってくれてりゃあなぁ…」と思考が完全にネガティブに振り切れてくるので、そうなったらもうあらゆる抵抗を諦めて眠りにつきます。そうしてなんとか一日一日を乗り切る感じ。

 

この波は数日で過ぎ去るときもあれば、数週間の単位で停滞することもあり、期間が読めないのも困りもので。今回は1週間ほど続いているのでぼちぼち終わってくれりゃあいいなぁ、とぼんやり考えています。

 

これはあくまでも「波」であって、そのうち引いていくということを経験的にわかっているのがかろうじて救いではありますが、いつ何時やってくるかわからない「これ」と一生付き合っていくのかと思うと…。まぁやっぱりちょっとしんどいなぁとは思ってしまいますね。今にもこの先にも希望を見いだせない、打ちつける波の中にいると、どうしてもそんな風に考えてしまいます。

 

そんなわけで寝ます。目が覚めたとき何事もなかったように晴れ晴れとした一日が始まることを祈りながら。あるいは、目が覚めないことを祈りながら。

見上げれば秋、の話。

所用のため姫路へ。人混みゆえ、しっかりコロナ対策。買いたかったものをササッと揃えて、早々に駅前から人が比較的少ないお城方面の公園へ移動。途中に買った最近お気に入りの「綾鷹ほうじ茶ラテ」を取り出して、ベンチで少し休憩をとることにしました。

 

しばらくはぼんやりとしていたのですが、おそらく七五三の撮影と思われる一団がやってきて、その場は一気に賑やかな感じに。ふとあたりを見回すと、他にも似たような人たちがパシャパシャやられておりました。なんだかおっさん一人がぽつんと座っているのが場違いな感じがしてしまいその場を離れることにしました。

 

まぁ公園だし、自由に使っていい場所なんだけど…。こういうときに周りを気にせずベンチに座り続けられないところが、もんじゃの胆のちいささなんですよね。笑

 

で、場所を市立美術館の中庭に変更。ここでも何組かのカメラ女子の方々が撮影に勤しんでおられましたが、ありがたいことにベンチ周りが空いている。しかも日が差している好立地なベンチで、ふぅやれやれと腰を下ろしたのでした。

 

しかしまぁ、無暗に周囲を見回したりした日には「なに見てんだコノヤロー!」と望遠でフルボッコにされかねません。このくそ寒いなか生足を出せる女子なら、それぐらいの熱量をお持ちになられていても不思議ではないのです。カメラ女子は、強い。

 

そんなわけで肩をすぼめてスマホとにらめっこ。手持ち無沙汰ゆえ、ブログを更新する。つまり今。ほんとなにしてんだか。笑

 

そんな折、ふと肩周りの筋肉をほぐそうと真上を見上げたときの景色がこれです。

 

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ベンチのわきに力強く立つ一本の大木、そこから伸びる枝々の隙間から見える空。これはなかなか風情があるじゃないか、と記念に一枚収めてみたのでした。

 

人目に怯えてちいさくなったオッサンが、ちいさい秋を見つけるという、まぁそういう感じで。そういう生き方で出会える秋もあるという学びですね。笑

 

そろそろ日も落ちかけて身体も冷えてきたので、自転車をこいで帰ろうと思います。気づけば周りはカメラ女子たちから、スーツとウエディングドレスの撮影会に変わっていました。秋の空の下はいろいろな人生に立ち会えますねぇ…。いやはや、秋風が染みる染みる^^: